こんにちは、まぁです。
うつ病になると、いろいろな症状が出てきたり、考え方がそれまでと比べて著しく偏ったりします。
そして、そのことにより病気でなければ普通に受け入れられる人が、『苦手な人』と感じてしまうこともあります。
今回は、うつ病のときに『苦手な人』と感じてしまうタイプについてお話しします。
威圧的な人
威圧的な態度をとる人は、普通の人でも苦手と感じる人は多いかもしれません。
それがうつ病になると、さらに苦手感が増します。
うつ病の人は、自分に自信を持てなくなっています。
そのことから、人と話すことが苦手になっているので、人そのものが怖いと感じている人もいます。
なので、あまり詰め寄られるとさらに落ち込んだり、恐怖を覚えたりしてしまいます。
詰め寄るタイプの人は、そこは理解していないので、容赦なく威圧的に攻めてきます。
僕も会議中に、上司から「これはどうなってるんだ」「何でできてないんだ」などと詰め寄られ、普段なら質問に応じて返答してかわせるぐらいの能力は持っているのですが、そのときは何も言い返せず、脂汗が出てきて泣きそうになっていました。
そして、終わってからそんな自分を情けないと責めて、さらに落ち込みます。
声が大きい人
うつ病になると、周りのことが気になり、いろんなことに敏感になります。
その一つとして、音に対しても敏感になるのですが、声が大きい人が近くにいるととてもビクビクして緊張した状態になります。
自分に対して話しかけられているときは、怒られているような気分になり、自分ではなく他の人と話していても、所々でビクッとなり集中できません。
声が大きい人と一緒にいると、とても疲れます。
激励する人
一般的にうつ病の人を励ますことはよくないと言われます。
僕自身は、励ますことのすべてがいけないとは思わないのですが、急性期やまだうつ病と気づいていないときは、励まされると落ち込みました。
うつ病の人は、『怠けている』『他の人に比べてかんばっていない』『気持ちが弱い』などと考えている人が多いです。
実際には病気の症状で、がんばれない状態になってしまっているのですが、どうしても思考がマイナスになり、自分を追い詰めるような方向になってしまいます。
そこに激励をされると、本人はさらに追い詰められて、行き場をなくしてしまいます
またこのタイプの人は、自分の話ばかりする人が多いです。
自分の体験をもとに、乗り越え方を力説してくれるのですが、うつ病の人に健康な人ががんばった体験を話しても、余計に落ち込むか素直に聞けなくて怒りを覚えたりするだけです。
うつ病の人は、アドバイスをもらう前に、まずは自分の話を聞いてほしい、そして共感してほしいのです。
テンションが高い人
うつ病のときは、気分が落ちているときが多いです。
そういうときに、テンションの高い人がいると、一見元気をもらえそうに思うのですが、余計に沈み込んでしまうことがあります。
そのテンションに合わせられない自分を責めるためなのか、うらやましく思うのか、なぜかはよく分かりませんが、受けつけられない状態になります。
一緒にいると、エネルギーを吸い取られたかのように、しんどくなります。
僕の場合は、直接そばにいなくても、テレビでお笑い番組を見ているだけで、芸人さんのハイテンションな状態が受けつけられなくて、テレビを見られなくなってしまいました。
うつ病にはならないと思っている人
『自分はうつ病にはならない』そう思っている人は多いのではないでしょうか。
うつ病になった人自身も『自分はならない』『自分はなるタイプじゃない』と思っていた人はたくさんいます。
自分自身も信じられず、なかなか病気として受け入れられない中、病気として認識せずその病気にはならないと思っている人には、心が許せなくなるのは当然かもしれません。
僕はよく「そんのなのは誰にでもあることだから、気にしなくていいよ」と言われることがありました。
この言葉を聞くと、『誰にでもあることだから病気じゃない』『自分は、うつ病の人と同じ思いをしてても、うつ病じゃないんだからなるわけがない』という意味にとれてしまいます。
細かい話のように思うかもしれませんが、うつ病の人はそういうところは敏感に察知します。
まとめ
うつ病のときに苦手なタイプの人は以下のとおりでした。
POINT
①威圧的な人
②声が大きい人
③激励する人
④テンションが高い人
⑤うつ病にはならないと思っている人
どのタイプの人も、悪気があってしているわけではないし、うつ病の人本人のことを心配してくれているということに変わりはないと思います。
ですから、うつ病の人も感謝しています。
ただ、病気の特性から苦手になってしまっているんだということをご理解いただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。