うつ病の人の周りの理解、関わり方

うつ病の治療をするうえで必要なこと7選【急性期編】

 

こんにちは、まぁです。

今は誰もが理解されているとは思いますが、うつ病は病気です。

なので他の病気と同じように、基本的に適切な医療を受けることが大前提となります。

しかしそれ以外にも、うつ病を治すために必要なことがあります。

他の病気に共通するものもありますが、うつ病独特のものもあります。

今回は、うつ病の治療をするうえで必要なことを7つご紹介します。

 

 

 

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とにかく休む

1つ目は『とにかく休む』です。

他の病気と同じように、うつ病においても特に急性期は、まず体と心を休ませることが重要になります。

当たり前のことと思う方もおられるかもしれませんが、うつ病の場合これができない人が案外多いです。

 

うつ病は熱が出たり下痢をしたり、体に顕著に症状が出るわけではありません。

頭痛や吐き気、腹痛など症状が出る人もいますが、内科に行っても特に悪いところはないと言われます

このことから、うつ病の人は体調が悪い時も『これは甘えではないか』、『怠けているだけではないか』というふうに考えがちになります。

結果的に、休まずに働いたり学校に行ったりして、病状を悪化させてしまいます

休むことが『悪』だと思ってしまうのです。

 

病気で休むことに、罪悪感を感じることはありません。

まずは勇気を持って、休息を選んでいただきたいです。

 

薬を欠かさず、適量を飲む

2つ目は『薬を欠かさず、適量を飲む』です。

これも一見すると当たり前に思うかもしれません。

 

うつ病の薬は、即効性があるわけではありません。

飲み続けることで、精神の安定を図ってくれます。

効果が目に見えにくいので、『効いていないのでは』と服用をやめてしまう人もいますが、医薬品として効果が認められているものなので、治療には必要不可欠です。

急に服用をストップすると、薬の離脱症状が出て非常につらくなりますから、自分の判断で薬を止めたりはしてはいけません。

また逆に、効きが悪いからと薬の過剰摂取(OD)をする人もいますが、これも大変危険な行為です。

 

僕は両方を経験しましたが、どちらもつらいですし、ODは多く飲まないと不安が解消されなくなるというクセにもなりやすいので、気をつけていただき、適量を欠かさず飲むようにしてください。

 

泣きたいときは思いきり泣く

3つ目は『泣きたいときは思いきり泣く』です。

 

うつ病の人は、感情を内に秘めるタイプの人が多いです。

うつ病は喜びや楽しみといった感情はなかなか湧いてきませんが、悲しみの感情はどんどん湧いてきます。

しかし、その悲しみや苦しみを内にしまい込んでしまうと、さらに悲観的になっていきます

前向きになっていくためにも、感情を押し殺さずに泣きたいときに思いきり泣くことも必要です。

 

何も考えないように心がける

4つ目は『何も考えないように心がける』です。

 

うつ病の急性期には、基本的に前向きに考えることはできません。

そんなときに考え事をすると、どんどんマイナスに思考が向いていき、底なし沼状態に陥ります。

放っておくと、希死念慮(死を願うこと)のきっかけにもなります。

ですから急性期のときは、できるだけ何も考えないようにする方がいいです。

 

僕の経験上ですが、仕事をしながらだと時間に追われるので、考え事をする時間は減りますが強いストレスがかかるので、よりマイナス思考になりやすいです。

一方、休職をすると考え事をする時間は増えますが、ストレスは軽減されるので、休職してよかったかなと思います。

 

 

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1人で抱え込まない

5つ目は『1人で抱え込まない』です。

 

うつ病の治療は、医療の力だけではなかなか克服できません。

そして1人で乗り越えるのは難しい病気です。

うつ病の治療のうえでは、他の病気以上に家族や周りの人のサポートが重要になってきます。

しかし本人は、申し訳ない気持ちや、どうせ分かってもらえないという諦めから頼ろうとしない人が多いです。

 

また特に急性期は、正常な判断ができないことが多いです。

1人で抱え込まずに、吐き出して、助けてもらえるところは助けてもらってほしいです。

 

甘えることは悪いことではないですから。

 

治りたいと思う

6つ目は『治りたいと思う』です。

 

『病は気から』と言いますが、うつ病は気持ちだけで治るものではありません。

でも治りたいという気持ちは絶対に必要になります。

特にうつ病は、思考がマイナスの方向に持っていかれるので、気持ちの部分の影響は大きくなります。

とはいえ、病気がマイナスの方向に引っ張るので、逆らうのは並大抵のことではありません。

簡単にプラス思考になれと言われても、なかなかできません。

マイナスに引っ張られながらも、1%でもいいから治ることに対して諦めないでほしいです。

 

周りの理解と寄り添い

7つ目は『周りの理解と寄り添い』です。

 

うつ病に対しての理解は、昔と比べてずい分進みました。

しかし、まだまだ十分とは言えず、未だに『気持ちの問題』とか『甘えてる』という人もいます。

5つ目で、1人で抱え込まないと言いましたが、本人が気持ちを吐き出しても、周りの正しい理解がなければ、余計につらい思いをさせてしまいます

僕も心ない言葉に傷ついたこともありましたし、何より家族や近しい友人に理解されていないと絶望した気持ちになります。

 

理解することが難しい病気ではありますが、理解しようとする姿勢を見せるだけでも、本人からするとうれしいですし、前向きな気持ちにもなれます。

 

まとめ

急性期において、うつ病を治療するうえで必要なことは以下の7つでした。

①とにかく休む
②薬を欠かさず、適量を飲む
③泣きたいときは思いきり泣く
④何も考えないように心がける
⑤1人で抱え込まない
⑥治りたいと思う
⑦周りの理解と寄り添い

うつ病は、他の病気に比べて医療以外の部分が、治療に大きく影響すると考えています。

うつ病の人は、環境に大きく左右されやすくなりますので、自分自身で病気の治療をするにあたり環境を整えることも必要ですが、急性期には1人でできないこともたくさんあります。

周りでささえられる方の力もとても大きいので、ぜひ理解が広まり、病気になっても早く回復できる社会になってほしいと願います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

よろしければ、こちらもご覧ください。

 

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