こんにちは、まぁです。
僕は、16年前にうつ病になりました。
ずいぶんよくはなりましたが、まだ波もあり通院治療しながら生活をしています。
医療の専門職ではないので、病気の詳しい知識は分からないところもありますが、自らが経験したことを色々とお話しして、少しでもうつ病に苦しまれている方、ご家族の方、友達の方などのお役に立てればと思います。
うつ病の人って多いの?
何をもって多いか少ないかと見るかは人それぞれかもしれませんが、日本のうつ病患者は増加傾向にあり、人数や罹患率について色々なデータがありますが、100万人以上おられ、生涯でうつの経験のある人は15人に1人とも言われています。
15人に1人と言われると僕はすごく多く感じるのですが、それだけ身近な病気になっているということですね。
ただ一方で、まだまだ病気としての意識も低いので、病院に行っていない人や症状が軽い状態で治った人もいるので、実際にはさらに多いのかもしれません。
うつ病ってメンタルが弱い人がなるの?
よく日常会話で「お前はうつ病になるようなタイプじゃないな」とか言われることがありますが、うつ病になるようなタイプとはどのようなタイプの人を指すのでしょうか?
- 几帳面な人
- 責任感が強い人
- まじめな人
- プレッシャーに弱い人(メンタルが弱い人)
- 根性がない人
などをイメージされる方も多いかもしれませんね。
これを自分自身に当てはめてみました。
- 几帳面な人 → めちゃめちゃ几帳面なところもあれば、ずぼらなところもある
- 責任感が強い人 → 仕事や家庭で一定の責任感を持つのは普通では?
- まじめな人 → 「ふまじめ」ではないと思う
- プレッシャーに弱い人 → 弱いと思ったことは一度もない
- 根性がない人 → ないと言われればないのかも
答えになっていませんね笑
言いたかったのは、うつ病は「誰にでもなる可能性がある」ということです。
僕自身も病気になるまでは、「うつになんか絶対にならない」と思ってたし、メンタルも強く根性もあると思っていました。
でも、うつ病になってしまいました。
なってしまうと、結果論として「やっぱメンタルが弱かったんだ」とか「責任感が強かったしな」とかいうふうになってしまうことが、うつ病のイメージを植え付けているのではないでしょうか。
あくまで、うつ病は病気です。
風邪と同じでなりやすい人やなりにくい人、症状の軽い人や重くなる人はいますが、病気である限りは、ならない人なんていないんです。
一生風邪を引かないと言いきれる人はいますか?
癌にならないと言いきれる人はいますか?
なぜうつ病だけは「ならない」と言い切れるのでしょうか?
今、うつ病で悩んでおられる人に伝えたいのは、
「あなたは弱いからうつ病になったんじゃない。うつ病になったから弱っているんですよ」
ということです。
うつ病は治るのか
うつ病は、他の病気に比べて治ったかどうかの判断が難しいと言われています。
また、治ったとしても再発する可能性も高いです。
僕自身も3回休職をし、その度に「もう大丈夫だろう」と思い職場復帰しましたが、ダメでした。
ですので今は、「完治」を目指すのではなく、「寛解」を目標として薬を飲みながら病気と上手につき合おうということを重視しています。
完治することはなくても、必ずよくなります。
病気が治ることが重要ではなく、いかにおだやかな日々を送ることができるかの方が大切だと思います。
まとめ
POINT
①うつ病患者は年々増えている
②うつ病は誰にでもなる可能性がある
③完治はしないかもしれないが、寛解はする
うつ病はまだまだ周りの人に理解してもらえないことが多いです。
理解されないことが、うつ病の人を病気の症状に追い打ちをかけて苦しめます。
記事を書きながら、みんなが病気の正しい理解をすることが、うつ病の人の暮らしを少しでも楽にすると改めて感じました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。