うつ病の治療

うつ病のときの病院選びのポイント【何度も病院を変えて気づいたこと】

 

こんにちは、まぁです。

 

うつ病に限らず、どんな病気でもどの医療機関にかかるかは重要ですよね。

ただ、うつ病は病気の特性や周りの環境などにより、他の病気とは異なる側面もあります。

 

ここでは僕の経験から、うつ病かな?と悩んでいる人が、病院を選ぶ時のポイントをご紹介します。

 

 

 

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場所は近い方がいいとは限らない

まず大前提として、仕事や生活のリズムをできるだけ崩さない範囲の距離にする必要があります。

しかし、他の身体的な病気と違い、うつ病はまだまだ一般の人に理解されていない病気であるという点があります。

近くの病院に行くということは、それだけ知り合いに出会うというリスクが高くなります。田舎の地域ならなおさらです。

 

僕はもちろん、みんながうつ病のことを理解して、気を使わなくても普通に受診に行けるようになる方がよいと思っています。

「そんなことから逃げてたらいつまで経っても理解が進まないよ」という意見もあるかもしれませんが、当事者はうつ病の最中にそんなことは考えられません。

 

とにかく「不安」なのです。

 

僕の場合ですが、これまでに主治医を5回変えました。

その中で近い病院もありましたが、ある時期、電車とバスを乗り継いで1時間程度かかる病院に行っていました。

休職中だったため行けたということはありますが、医療面は別として距離としてはよかったと思います。

 

うつ病の状態が悪いとどうしても引きこもり気味になります。

そんな中で電車などの公共交通機関を使うということは重要ですし、歩くなどの運動はうつ病にはとてもいいです

 

そして何より「人の目に慣れる」リハビリになります。

そこまで遠くまで行く必要はないと思いますが、少し離れた場所にしてみるのもメリットがあるのではないかと思います。

 

入院できる病院のほうがいい?

うつ病も重症になると入院する場合があります。僕も実際2回入院しました。

個人で経営されているクリニックとどちらがいいかということですが、結果から言うとどちらでもいいと思います。

クリニックの先生も何人も紹介されているので、入院設備を完備されている病院にかかっている方が優先されるとかいうこともありません。

1番大きな違いは、入院中の主治医が変わるかどうかということですが、入院中という期間限定なので、僕はそんなに苦にはなりませんでした。

 

病院に行く前から入院のことまで考えない方がいいと思います。

 

 

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カウンセリングできる病院もある

病院によっては、臨床心理士がおられてカウンセリングを院内で受けられる所もあります。

 

うつ病の診療では、「話を聞いてもらえる」というのは重要です。

先生と話す時間はどうしても限られてしまうので、看護師さんや臨床心理士さんと話せる時間があるかないかでは大きな違いです。

僕は、これまでに臨床心理士がおられる病院にかかったことはありませんが、別でカウンセリングを受けていました。

プロの方なので、話を聞き出すのも上手だし、自分も話していて楽にはなったのですが、保険適用ではなく全額自己負担なので、費用が1回1万円程度必要だったため長くは続きませんでした。

 

主治医との関係

何よりも大事なのがこの部分です。

 

うつ病は他の診療科以上に先生とのコミュニケーションを要します

故に先生との相性が重要になります。

いくら評判の良い先生だったとしても、自分と合わなければ意味がありません。

 

患者にとって、先生はいわば「最後の砦」となるので、先生との関係が悪くなることが病気を悪化させることもあります。

前半でも書きましたが、この病気の患者は「話を聞いてほしい」という欲求があります。そして時間が限られていたとしても、先生に聞いてもらうことで不安だらけの毎日に、ほんの少し安心する時間をもらうことができます。

 

この時間は本当に貴重です。

なので、自分の気持ちを洗いざらい話せるほど信用できる、そしてそれを受け止めてもらえる先生に診てもらうことが、うつ病の治療には大きな意味を持ちます。

 

しかし、これは事前に調べようがないという難点があります。

主治医を変える場合、紹介状が必要になります。

「病院を変わりたいので、紹介状を書いてください」と言うのは、なかなか言いにくく勇気もいります。

ただ、僕の経験では相手は同じようなことを何回も経験しているし、友達ではなく仕事として関わっていくれているだけなので、案外あっさりとした感じで対応してくれます。

 

この先生は合わないなと感じたら、思い切って先生を変えてみましょう

病院に行くこと、先生と話すことがストレスになってしまっては意味がありませんから。

 

まとめ

POINT
①距離は近い遠いではなく、自分に合ったリズムや環境のよい場所を選ぶ

②カウンセリングが受けられる病院を選ぶのも選択肢の一つ

③主治医が自分の心を許せる人か(合わなければ思いきって主治医を変える)

今回はうつ病の病院選びをする際に、重要だと思うことを過去の経験に基づき紹介しました。

病気を克服するうえで、病院や主治医は核となる部分になりますので、妥協せず自分に合った病院を探してください。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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