こんにちは、まぁです。
うつ病を患ったけど、仕事を休むわけにはいかないという方は多いと思います。
ただ一方で、うつ病を抱えながら仕事に行き続けるのは、本当に大変です。
うつ病の人の心の中はとても複雑で、いろんな気持ちが交錯しています。
今回は、仕事に行きたいのに行けないとき、また行ってからも仕事ができないときに、心の中でどんなことが起こっているのか、大きな要素3つをお話しします。
Contents
しんどい、不安
体調が悪いから仕事に行けないのですから、単純にしんどいし、つらいです。
まず、うつ病の人は朝に抑うつ状態になりやすく、起きるところからしんどいです。
起きても、なかなか食欲が出ませんし、体が重かったり頭痛や腹痛に襲われたりする場合もあります。
体だけでなく、心の中もつらいです。
起きてから家を出るまでが第一関門
起きてから、家を出るまでに1つの山が来ます。
時間が経つごとに不安が増してきて、うまく表現できませんが、ザワザワした感じがしてたまらなくなってきます。
ここで休むことになることが多かったです。
家を出てから職場に着くまで
家を出られたとしても、苦痛は続きます。
職場への道のりの1歩1歩が苦痛になってきます。
出る前にあった不安やザワザワ感もさらに増してきて、足が重くなってきます。
職場の建物を見ると吐き気がしてきて、目の前に職場があるのに引き返してきたこともありました。
職場に着いても不安は襲ってくる
例え職場まで行けても、すぐに早退したこともあります。
よく「とりあえず職場まで来れば、気分も紛れるし何とかなるさ」という人がいますが、そんなことはありません。
自席で椅子に座っているのがとてもつらいです。
針の上に座っている感じです。
人の声や物音にすごく敏感になり、ビクビクしています。
こんな気持ちですから当たり前ですが、まったく集中できず、仕事が手につかなくなり、その場にいていられなくなります。
情けない
2つ目は、自分がこれまで当たり前にできていたこと、周りの人が当たり前にできていることができなくなり、情けなさや劣等感を感じます。
家の中で、家族が朝の準備をして支度をしていく様子を見て、自分の体が動いてくれないことが歯がゆくなります。
職場に行っても、他のみんなが忙しくして仕事をこなしていくのに、自分は仕事が手につかずまったく進まない。
「自分は何のためにここにいるんだろう」「こんな自分じゃなかったのに」などと考え、自暴自棄になり職場のトイレで泣いていたこともありました。
病気だということは自分でも百も承知なのですが、がんばったらいけない時期なのに「がんばらなきゃ」という気持ちがどうしても出てきて、でもこれ以上がんばれないから落ち込み、情けなく思うという悪循環に陥ります。
罪悪感
3つ目は、家族や職場の人に対する罪悪感です。
朝、仕事に行けなくて休むことを家族や職場に伝えると、落胆の様子が本人にも伝わります。
家族や職場の人が心配してくれたり、期待してくれたり、いろんな面で配慮してくれているのは分かります。
だから、落胆するのだとも思います。
でも、本人はそういうことにとても敏感で、敏感だからこそ余計に落ち込み、体調はさらに悪くなります。
分かるからこそ、仕事に行けないときは申し訳なさでたまらなくなるし、本当につらいです。
傷つく言葉や態度
仕事に行けなかったときに、周りにされて傷ついたり、さらに落ち込んだ言葉や態度についても触れておきます。
これから一体どうするの?
家族はこれからの生活がどうなっていくのか不安になり、常にうつ病は調子の波があるので、それに振り回されます。
出勤する日や休む日を繰り返していくと、家族もいい加減イライラしてくるのでしょう。
でも、一体どうするのと言われても、こっちが聞きたいくらい先が見えてないのに、追い込むだけになってしまいます。
この仕事は今どうなってる?
休みの連絡を入れると、真っ先にこの言葉が飛んでくることがよくあります。
職場の人からすれば、仕事の進捗が気になるのは当たり前です。
仕事を任せたら休むし、来る日もあり本人の自尊心を傷つけるわけにもいかないので、取り上げるわけにもいきません。
だから、この言葉が出てくるのは理解できるのですが、なぜか傷つき落ち込みます。
ため息
これが実は1番きつかったりします。
言葉以上に突き刺さってきます。
まとめ
今回は、うつ病で仕事に行けないとき、行っても仕事ができないときの心の中についてお話しさせていただきました。
POINT
①しんどい、不安
②情けない
③罪悪感
周りの人からすると、しんどさやつらさ、心の中まで理解しきれないと思います。
周りの人にも感情があり、いつもいつもうつ病の人に合わせていられないと思われる気持ちも分かります。
でも、それでもどうか、うつ病の人にはあたたかい対応をしてあげてほしいと思います。
周囲のあたたかい言葉かけが、治療の1つにもなりますし、それが仕事に行けるようになるための近道にもなるはずですから。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。