こんにちは、まぁです。
今回は以前にもお話しした、仕事ができない地方公務員の特徴の管理職編です。
【一般職員編はこちらから↓】
管理職までは出世しているので、一般職員編でお話ししたように、まったく話にならないというレベルの人ではありません。
しかし、逆にそれが部下からするとやりにくかったり、尊敬できない部分にもなります。
仮に仕事ができなくても、自分の力量を把握して誠心誠意尽くしてくれる上司ならある程度尊敬もできるし、フォローしようかなという気にもなります。
それでは仕事ができなくて、なおかつ尊敬できない上司の特徴5つをご紹介します。
Contents
夢ばかり見て現実が見られない
仕事をするうえで理想を持つことは大切です。
しかし理想は持っているけど、現実を見ないのは論外です。
仕事ができない上司の中には、夢しか見ていない人がいます。
仕事上で、夢の話をしているときは実に楽しそうに仕事をしているのですが、現実に起こっている課題の話になると、自分は知らん顔で関わろうとはしません。
「自分には大きな夢があるから、くだらない用事にいちいち関わっている暇はない。そんなことはお前たちがやっておけばいいんだ」みたいな態度をとられると、すごくイラっときますよね。
プライドが高くて傲慢
プライドも仕事をするうえで必要なことだと思いますし、仕事ができる人も持っています。
しかし、仕事ができる上司はプライドが高くても謙虚な人が多いです。
一方で仕事ができなくてプライドが高い人は総じて傲慢です。
このタイプの人は、上司には逆らいませんが、部下には超強気です。
上司に叱責されると、プライドが傷つくのですが、逆らえないので部下に八つ当たりしてきます。
何事も自分中心で、自分が正解なのでハラスメントしやすいタイプと言えるでしょう。
人事や財政を目の敵
自分は仕事ができる人間だと思い込んでいるので、エリートコースにいないことが納得できていません。
若い頃は、そういった部署にいたかもしれませんが、徐々にメッキがはがれてきて、エリートコースから外されています。
なので、人事や財政といったエリートコースと呼ばれる課に対する妬みが強く、何かにつけ文句や苦情を言います。
しかし、たいていは自分で言わずに部下に言わせますが。
その話の内容に中身はほとんどなく、仕事のことというよりは、その課にいる自分と同じポジションの人に対してのことが多いです。
それだけに聞かされている部下は、興ざめしていきます。
当の人事や財政の人たちは、まったく相手にしてないと思います。
事なかれ主義
この種の人は、とにかく波風を立てたくないようです。
その中でも、働いている部下の立場から見て許せないことが2つあります。
人事異動を利用する人
1つは、市役所などの公務員には人事異動が定期的にあります。
その人事異動の仕組みを利用して、自分が在籍している間はできるだけ懸案事項に手をつけないように逃げます。
部下が提案しても聞いてるふりで「言ってることはよく分かるよ」とか、「ほかにも問題が山積しているしね」などと生返事をするだけだし、上司に指摘されてものらりくらりとはぐらかして、時間を稼いで次の部署に異動する。
そしてまた異動先で同じことを繰り返します。
このタイプの人は、一見穏やかそうに見える人が多いのですが、やっていることは相当悪質だと思います。
定年退職しか考えていない人
2つ目は、50歳を超えたら急に増えるのですが、定年までのカウントダウンを始めて守りに入る人です。
それまではイケイケで仕事をしていた人でも、急にトーンダウンしておとなしくなる人もいます。
最終章で出世レースに負けて、先が望めないからじゃあ安全に終わろうとでも言うのでしょうか。
こんなことをされると、これから組織を担っていく若い職員のモチベーションまで下げてしまい、未来に向けて負の遺産を残すことになります。
人事異動を利用する人と同様に、定年のことしか頭になくなった時点で、市民や若い職員を愚弄していると思います。
総論は饒舌、各論は無口
僕の中ではこのタイプが1番分かりにくく、でも若手の職員の方は梯子を外されないように注意してほしいタイプの人です。
制度や事業のアウトラインの話をするときは、さも熟知しているかのように饒舌に話します。
しかし、首長や議会、上司などから鋭い指摘を受けると、一変して無口になります。
信用してその人に託していると、ひるがえられてしまうので注意が必要です。
要は上辺だけしか分かっていないんです。
ただ総論のときは雄弁なので、仕事ができる人だと上司も部下も騙されることがあるのが厄介なところです。
まとめ
仕事ができない地方公務員(管理職)の特徴は以下のとおりとなりました。
POINT
①夢ばかり見て現実が見られない
②プライドが高くて傲慢
③人事や財政を目の敵
④事なかれ主義
⑤総論は饒舌、各論は無口
プライドが高かったり、定年のことを考えたりするのは個人の勝手なのですが、若い職員の希望をなくすような言動や行動はやめていただきたいと思います。
若手の職員のみなさんには、反面教師として自分の次の世代には絶対に残さないようにしたいと思っていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。