地方公務員の考え方・思考

仕事ができない(しない)地方公務員の5つの特徴【一般職員編】

こんにちは、まぁです。

 

どの組織にもいるのですが、市役所にも仕事ができない人は一定数います。

僕は仕事ができない職員にも2通りあると考えていて、1つは自分はできると思っているけど周りから評価されていない人、もう1つは評価されていないことは自覚していて、仕事ができない人です。

後者は仕事ができないではなくて、しない人と言ってもいいかもしれません。

公務員がいくら年功序列と言っても、さすがにこの人たちは出世はできません。

 

今回はその後者のタイプの人の特徴を、経験を踏まえてお話しします。

 

 

 

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勉強しない、人に聞かない

そもそもの話ですが、仕事を一人前にこなすためには、ある程度の勉強は必要になります。

しかし、ここで言う仕事ができない人は、まったくしないとは言いませんが足りないことは事実です。

 

勉強しないなら、せめて同僚に聞くなどしてから仕事を進めればいいのですが、理解しないまま進めて失敗をしてしまいます。

 

反省してやり方を見直そうともしないので、同じ失敗を繰り返してしまいます

 

何かにつけ遅い

事務処理が遅いのは、能力的なこともあり仕方がないとは思うのですが、例えば窓口にお客さんが来ても下を向いて出ようとしない、電話が鳴ってもなかなか出ようとしません

 

仕事で分からないことがあれば、しばらくフリーズしたままとか、何かにつけ遅かったり消極的すぎます

 

ただし、危険を察知する能力はあり、苦情などヤバいことが起こりそうなときに逃げるスピードは速い人が多いです。

 

黙る、待つなどの忍耐力は秀逸

嫌な仕事や面倒な仕事が舞い込んできそうなときに、この人たちは黙ったり待ったりして仕事を避けるということがあります。

 

課や係などで会議をして、業務の分担などを決めるときに、自らは絶対に発言しません。

 

ひたすら誰かが手を挙げてくれるのを待ちます。

とても我慢強いです。

 

もちろんいい意味ではありませんが。

 

また仕事の中でも、持ち前の我慢強さを発揮します。

ミスして上司に詰め寄られたときや窓口でお客さんを怒らせたときなど、普通なら弁解する・反論する・謝るなどの選択をするのですが、このタイプの人は黙ることを選択します。

 

弁解も反論もせず、ひたすら黙って相手が諦めるのを待ちます

 

この忍耐力があれば、少々きつい仕事もこなせると思うのですが。

 

できないアピールがすごい

だんまり作戦でも通じず、仕事が自分に降りかかりそうになったときは、一変してよくしゃべりだします。

 

普段は消極的で仕事中は静かなことが多いのに、できないことのアピールはすごいです。

 

あの仕事もあるし、この仕事もあるしって言いだしたり、自分には荷が重いとかいうことも平気で言います。

 

できないというネガティブなワードを、ポジティブかのように訴える様にはあきれるし、この積極さも仕事に活かしてほしいです。

 

 

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へこたれない

ミスや消極的な姿勢が続くと、普通は落ち込んだりするものです。

しかしこのタイプの人は、ひょうひょうとしています。

その態度が逆に上司の気持ちをもイライラさせて、やさしい感じの上司でも叱ることが多くなります。

同僚もあきれてバカにします。

市民も何回か対応されれば「コイツはダメだな」と分かり、他の職員を呼びます。

しかしそれは、結果的に本人の思うツボなのです。

 

僕なら悔しかったり、自分が自分で情けなくなってプライドがボロボロになるのと思うのですが、凹まないしへこたれません。

 

ある意味タフだと思います。

 

まとめ

仕事ができない(しない)地方公務員の特徴は、以下のとおりとなりました。

POINT
①勉強しない、人に聞かない
②何かにつけ遅い
③黙る、待つなどの忍耐力は秀逸
④できないアピールはすごい
⑤へこたれない

これまでの特徴を考えると、本人の能力的な問題というよりは、仕事に取り組む姿勢の方が大きな問題だと思います。

 

自分も仕事ができない人や、やる気のない人と一緒に仕事をしたとき、若い頃は腹を立てていました。

管理職になってからは何とか考え方を見直させて育てようと努力したのですが、姿勢を変えさせられた職員はいなかったし、それは今でも残念に思っています。

 

個人だけの問題ならいいのですが、組織としても悪い影響が出てきます。

上司が大事な仕事を任せない

他の職員にしわ寄せ

人事も重要な部署に配置しなくなる

本人は楽な部署で楽な役職

そのままぬるま湯につかる

本人的に「勝ち組」になる

不公平感で全体の士気を下げる(特に若い職員がやる気をなくすのは大きな損失)

このような感じです。

 

この人たちは、これだけ組織や市民に悪影響を与えても給料が下がるわけではありません。

この負のスパイラルと止めないと、市役所の組織力は、いつまでたっても上がってきません。

 

ペナルティを与えてほしいとは思いませんが、やはり適正な人事評価とそれに見合った給与体系の見直しをするしかないのではないでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

【管理職編はこちらから↓】

 

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