こんにちは、まぁです。
公務員でうつ病などの病気を抱えている人は多くいます。
そんな中、病気を抱えながらも出世したいと思う人はいるのではないでしょうか。
僕も特別出世欲があったわけではありませんが、やはり評価してほしいという思いはあり、その1つの指標となるのが役職でした。
今回は管理職を経験した自身の経験を踏まえて、出世できるかどうか、またその方法や条件についてお話ししたいと思います。
ただし、これだけは言っておきたいのですが、決して出世をめざしてがんばってくださいというつもりはありません。
ただでさえ、病気がありながらもがんばっているのに、それ以上にがんばるのは大変です。
出世だけが人生ではないと僕自身も考えていますし、あくまで出世をめざすのであればという点はご理解ください。
市役所でうつ病を抱えながらでも出世できるのか
答えから言うと、道のりは険しいですが、仕事の仕方と条件が揃えば不可能ではありません。
ただし、どこを出世の目標とするかにもよります。
課長や副部長、部長級も十分狙えると思います。
しかし、市役所の中で1番頂上と言われる総務部長や企画部長までは難しいかもしれません。
なぜなら、1つは総務・企画部長は体力的にも精神的にもかなりタフさが必要になり、うつ病を抱えながらではリスクが大きいです。
もう1つは例えば同じ能力の人が2人いたとすると、うつ病を抱えている人の方がどうしても不利になります。
これは健康かどうかという問題で、うつ病に限らず他の病気でも同じです。
出世するための条件と乗り越えるべき壁
年齢的な条件
これは本人の努力で何とかすることはできないので、条件的なものになりますが、うつ病になったとすれば、できるだけ若いときに患い、できるだけ早くに完治ではなくても寛解に近い状態になる方が有利になります。(あくまでも出世というものに特化した場合の意味です。)
僕は33歳でうつ病にかかり休職も3度経験したのですが、幸い係長、課長補佐と昇進する年代にあたる40歳前後は仕事には行けている状態だったので、同じ年代の人に遅れることなく出世していきました。
40歳を超えてからうつ病を発症したり休職するのは、出世という点では大きなダメージになります。
僕も41歳で3回目の休職となり、そこから階段を転げ落ちるように閑職に追いやられました。
やはり長期で休むリスクの高い人間を、重要なポストに置くわけにはいかないという判断となるのでしょう。
体調の管理
仕事をするうえでは、やはり体が資本です。
うつ病になる人は、責任感が強い人が多いです。
そうすると、どうしても仕事が優先してしまいがちになりますが、他の人よりも余計に体調を優先してほしいです。
責任感から申し訳ない気持ちになるかもしれませんが、そこは割り切って他の人に甘えられるところは甘えましょう。
無理をして、休職することだけは避けるように努めることが大切です。
公務員は休職が取りやすいからいいとよく言われますが、休職すると離職率がぐんと上がります。(僕もその1人です)
そうなれば出世どころの話ではありません。
1日休まなくても、出勤できるようであれば半休や時間休を有効に使うのもいいと思います。
周りの偏見
市役所は本来人権教育が進んでいて、病気に対しても理解がある職場であるはずです。
しかし現実は、うつ病に関しては理解が乏しいと言わざるを得ません。
うつ病=弱い、うつ病=怠けているというような理解をしている人も、悲しいかな一定います。
偏見の目で見られたり、心ない言葉を浴びせられたりするかもしれません。
そういう人は所詮その程度の人間なんだと考え、できるだけ無視して目の前にある仕事をコツコツとやり遂げ、実績を積み上げていきましょう。
見てくれている人はちゃんといますから。
まとめ
うつ病でも出世するために必要な条件や乗り越えるべき壁については、以下のようになります。
POINT
①有給休暇をうまく使いながら、長期で休まないように
②効率的な仕事のやり方と地道な努力で周りに認めてもらう
③病気を理解していない人の声はできるだけ無視する
④できれば40代までに寛解していると出世の可能性が高まる
どこまでを出世したいかというのかは個人によって異なります。
部長までいかなくても、病気がありながら課長までいけば十分という人もいるでしょう。
要は自分が納得のいく仕事ができたと感じられるかどうか、それが大事なのかもしれません。
最初に言ったように、出世することだけが成功ではないと思います。
僕自身も出世レースからは脱落し、退職することとなりましたが、今の方が幸福感が得られています。
出世をテーマにしてお話ししておいて、最後にこんなことを言うのもおかしいですが、僕は出世することよりも、心と体、家族や友達の方がかけがえのない大切なものではないかと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。