こんにちは、まぁです。
市役所は安定志向の人が多く、それほどガツガツと仕事をしない人が多いと思われている方もおられるかもしれませんが、実は上昇志向が強い人も結構いて、出世争いは民間企業と同じようにし烈な争いが繰り広げられます。
今回は、そんな上昇志向のある若手職員の方や、これから市役所に入ってトップをめざすぞ!という方向けに、市役所で出世していくためには何が必要でどんなことをしていけばいいのかなどをお話ししたいと思います。
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「勝ち組」になるために、めざすべきポスト
基本的に、僕は「勝ち組」という言葉は好きではなく、出世を極めることが本当に勝ちなのか疑問にも思っています。
ただ、今回は出世することが1つの成功のあり方である前提で話を進めますので、あえて「勝ち組」と表現します。
市役所でトップとは部長級のことを指します。
そしてトップの中でも1番出世頭と言われるのが、総務部長か企画部長になるでしょう。(名称は役所によって違う場合があります)
その他の部長は横並びですかね。
ただ、部長まで行くだけでも勝ち組と言えるのではないでしょうか。
建設部や都市計画部、水道部などは土木技師の頂点とも言えるポジションになります。
出世コースを進むために行くべき部署
入職して1年目にどこの部署に配属されるかは、本当に分かりません。
そういう意味で、スタートラインはみんな一緒、横一線です。
そして経験を積むにつれて、異動があるわけですが、出世コースに乗るためには行くべき部署があります。
代表的な課は、総務部の雄が財政課、企画部の雄が人事課でしょう。
それに次ぐのが、総務課、企画課、秘書課あたりです。
これらの課のどこかに、できるだけ20代、遅くとも30代前半までには就く必要があります。
また、国の省庁への出向も出世の階段の1つではありますが、やはり戻ってきた後にどの課に行くかによって変わりますね。
出世していくために必要なスキル
職務遂行能力&アピール
当たり前の話ですが、まずこれがないと話になりません。
入庁してから先ほどの出世コースに乗るための課に配属されるために、アピールしまくることです。
コミュニケーション能力と調整能力
職務遂行能力の1つではあるのですが、特に出世コースの課に行けたなら、その後はここがポイントになります。
出世コースの課は、管理部門と呼ばれ基本的に内部との調整が多い課にはなりますが、内部外部問わず、いかに整理した状態で上司に伺いを立てるかが査定のポイントになってきます。
そのために、円滑に調整するためのコミュニケーションスキルはとても重要です。
できる職員は、好き嫌いは別にして他課の職員にも認められた人です。
的確な妥協案
中間管理職くらいになってくると、理想と現実の狭間で悩むことが増えてきます。
その時に、どっち寄りでもない現時点での最善の策を提示できる人、このスキルが必要になります。
最善策を懐に持って、部長や市長に相談に行ったときにスッと出す。
めちゃめちゃできるヤツですよね。(タイミングも重要です)
ただ、若いうちはガンガン理想を上司にぶつけていってもいいと思います。
冷酷さ(決断力)
部下の思いをくみ取ることは上司にとって、とても大切な役割です。
ただ、どうしても部下の思いに反して切り捨てなければならないこともあります。
これは市民に対しての場合もあります。
その時に躊躇したり、中途半端な情を見せるようではトップまでは行けません。
バッサリ切り捨てる冷酷さが、上に行けば行くほど必要になります。
+αで必要なもの(トップまで登りつめるために)
誰が自分をトップの扉に導いてくれるのか
出世していくためには、どうしても上司に引っ張ってもらわないと上に上がっていけません。
そのためには、コバンザメのようになる必要はありませんが、一定部分「忠誠心」は見せる必要があります。
その際に誰について行けばいいかの嗅覚、それが大事になります。
これは若い段階から必要になります。
若いときに部長に好かれても、すぐに辞めていかれます。
まず、係長クラスでトップを取りそうな人のにおいを嗅ぎ分け、その人について行って自分もその後を追うような感じです。
ただし、その人が途中で脱落する可能性も十分あります。
難しいですが、そういう人を複数持っておくのも1つのテクニックかもしれません。
(実際その技?を持っている人もいました)
人事の権限をもつのは市長なんだけど・・・
管理職以上になると、人事の最高権力者である市長の意向がやはり強くなります。
市長からの厚い信頼、これに勝るものはないですね。
しかし、諸刃の剣というか市長はいつか必ず代わります。
もし、選挙で現職市長が負けて新しい市長が就いた場合、以前のイメージを変える1番手っ取り早い方法が人事です。
結果として人事の一新が図られ、これまでの未来予想図ががらりと変わるかもしれません。
そのために必要なことは、1つは日頃から現職市長との距離を近すぎず、でも信頼される距離でいることです。
とは言えそれはかなり難しいですね。
1番大事なのは、市長が代わっても揺るがないほどの実力と市長以外の人たちからの信頼を得ておくことです。
例えば、市長が代わってもその時は代わらない市議会議員ですね。
市議会議員を無視してまで、自分の人事を断行できる市長はそうそういませんから。
まとめ
今回は、市役所で出世するために必要なものについてお話ししました。
もしかすると、結果的に民間企業でも出世する要素は似たようなものなのかもしれませんね。
市役所人生は、出世だけがすべてではないと思いますが、出世をめざして生きていくのも1つの人生です。
出世でトップを狙うためには、運も必要です。
めぐってきたチャンスをものにできるかどうかが、実は1番大事で1番難しいのかもしれませんね。
みなさん1人ひとりに合った市役所ライフを進んで、幸せな生活を送っていただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。