こんにちは、まぁです。
市役所にはたくさんの部署があり、それぞれで仕事内容もぜんぜん違います。
そこで、課ごとの仕事の内容を説明しながら、出世率や激務度についても触れていきたいと思います。
部や課の名称や課の編成については、市区町村により異なりますので、ご了承ください。
今回は、総務部編です。
財政課
出世率: (5 / 5)
激務度: (5 / 5)
市役所の中のエリート養成機関で、出世街道の王道と言えるでしょう。
市役所が持つ最大の権限である予算と人事のうち、予算を担当する部署です。
財政課で仕事をすると、市役所全体の予算はもちろんのこと、どの課がどんな事業をしているのかが、すべて見ることができます。
また、どの職員がどの程度のレベルなのかを知ることもできます。
その代わり業務量は膨大で、市役所の予算を伴う事業の決裁がすべて(簡易なものは除く)来るので、書類を見るだけでもかなり時間が取られます。
11月から3月までが繁忙期で、今は少し改善されたかもしれませんが、昔は不夜城でした。
総務課
出世率: (4 / 5)
激務度: (5 / 5)
市役所内の法の番人といった感じの部署です。
まずは、議会に関する業務があります。
議案(条例改正や予算案など)の調整から始まり、議員からの一般質問を受け付け、答弁の担当部署の割り振りなどに追われます。
条例・規則・要綱などの施行や改正の添削も総務課の仕事になります。
役所の文章はとても独特でややこしいのですが、数をこなしていくうちに慣れていきます。
そして外向けに最も目立つ仕事が選挙です。
選挙管理委員会が総務課には設置されていて、選挙が行われるときが1番の繁忙期になります。
選挙と言っても、市長選挙や市議会議員選挙、県議会議員選挙や参議院議員選挙などたくさんあるので、選挙がない年の方が少ないです。
特に衆議院議員選挙は、時期が読めず突然解散されるので、総務課の職員にとっては迷惑な話です。
総務課の仕事は、書ききれませんがとても多岐にわたるので、年中忙しいです。
こちらも出世コースの1つにはなりますが、財政課ほどではないですね。
契約課
出世率: (3 / 5)
激務度: (3 / 5)
建設工事や測量・調査などの業務委託の入札・契約をするのが主な業務です。
市役所中の入札依頼や契約の決裁が、この課に集まります。
その他にも、物品の入札や契約を行うところがあるかもしれません。
それと、もう1つ大きな業務として、各事業所の入札参加資格の審査を行う業務があります。
どの事業所も、公共工事などの市役所からの仕事を受注できるかどうかは、利益に大きく影響しますので、申請するときは低姿勢だし、うまくいかなくて苦情を言うときは強気に出てくるのですが、どんなときも冷静に毅然とした対応が求められます。
いい意味でも悪い意味でも、感情が出てしまう僕には合わない課でした。
管財課
出世率: (2 / 5)
激務度: (3 / 5)
主に庁舎などの市の土地・建物や公用車の管理などを行います。
そんなに忙しそうに見えないかもしれませんが、細かなことで結構追われます。
公用車については、基本的にみんな公用車ということで、安全運転なので大きな事故はありませんが、ちょこっとぶつけたような小さな事故は多いです。
中には、当たっているのに報告しない職員もいるので、くだらないことで時間を取られることもあります。
また庁舎管理については、市民以上に職員から色々と苦情が来るので、あまり楽しそうな仕事ではありませんね。
税務課
出世率: (2 / 5)
激務度: (3 / 5)
名前のとおり、税金を扱う業務です。
市役所ですので、税金の種類としては主に市民税、固定資産税、軽自動車税、たばこ税などです。
業務の内容として、大きくは課税業務、諸証明発行業務、徴収業務に分かれます。
税金の種類や、課税や徴収などの業務ごとに課が分かれている市区町村も多いと思います。
市の財政の根幹でもある税を扱う業務ということで、新規採用職員が配属される率が高いです。
また、これは僕の私見ですが、他の課では1人が1担当をしている業務が多く前任者しか分からないなんてこともよくあるのですが、税務は割とみんなで同じ作業をすることがあるので、他の職員に教えてもらいやすいというメリットがあると思います。
あと、やはり税金をかけたり徴収したりと、市民にとってはいい印象ではないので、苦情は多いですが、税に関しては基本的に税法にすべて書かれていたり、逐条解説という法律の解釈本とかもしっかりしているので、ダメなものはダメと強気で言える部分はあります。
激務かどうかは、担当業務や季節にもよるので、星3つか4つかで悩みました。
まとめ
今回は市役所の総務部についてお話ししましたが、いかがだったでしょうか。
出世という点で言うと、財政課と総務課が抜けていますが、他の課も全然外れているわけではありません。
畑が同じなので、税務課から財政課といった異動もたくさんあります。
ここでご紹介した課は、税務課以外は内部との調整が多いです。
どちらがいいかは好みですが、市民などの外部の人より、内部の職員同士のいがみ合いの方がドロドロしてたりもするので、気苦労は多いと思います。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。