市役所の仕事内容

市役所の残業は多いか少ないか?【忙しい部署やサービス残業の実態】

 

こんにちは、まぁです。


市役所って定時になったら帰れるイメージないですか?

僕は実際、就職する前は残業ないと思っていました。

志望動機の一つでもあります笑
(ずいぶん昔なので、ネットもなく巷のうわさレベルでしたが)

 

では、今回は実際がどうだったか、そしてその中身についてお話ししたいと思います。

 

 

 

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地方公務員の残業事情

国家公務員、特に霞が関で働くキャリアと言われる官僚の人たちは忙しいというイメージがあると思います。

一方、市役所をはじめとする地方公務員は比較的暇というイメージはあるかもしれませんが、実は残業は結構あります。

おそらくみなさんが想像されるよりも多いのではないでしょうか。

総務省のデータによりますと、平成27年度の地方公務員の時間外が1月あたり13.2時間とされています。(都道府県、政令指定都市、県庁所在市)

総務省「地方公務員の時間外勤務に関する実態調査結果」より

 

しかし、実態は違うと思います。

忙しい部署とそうでない部署を全体でならしたとしても、この数字はない!

近年は、ワーク・ライフ・バランスの推奨により残業は減っているかもしれませんが、それでも13.2時間というのはあり得ません。

単純に考えても、昔と比べて人員は削減されているのに、業務量は増えていっていますから。

 

忙しい部署とそうでない部署

忙しい部署とそうでない部署はあります。

 

一般的に忙しい部署でいうと、
・総務部(財政課、総務課)
・企画部(企画課、人事課)
・福祉、子ども関係
などですかね。

今はないかもしれませんが、忙しい部署では1か月で200時間超なんて話も聞きました。

僕はそこまでの残業の経験はありませんが、最高で160時間という月もありました。

毎日日付が変わる前後までやって、土日もほぼフルで出勤している感じですね。

 

自分の時間や家族サービスの時間はほぼとれません。

その代わり、遊ぶ時間がない分お金は貯まります。

また忙しい部局は、基本的には出世コースと言われるところが多いので、出世欲が強い人はいいかもしれません。

ただし、福祉、子ども関係の課はそうでもないので、あまりメリットないかもしれません笑

 

税務などの部局は季節によって忙しさがかなり変わります。
(例えば市県民税の担当であれば確定申告前後など)

 

あと、公務員にとっての性ではあるのですが、緊急事態が起こった時の危機管理部局は大変です。

地震や台風・大雨はもちろんのこと、今なら新型コロナウィルス感染症の対応なども危機管理部局の業務の一つとなってきます。この部署の大変なところは、忙しくなるタイミングが突発的に来ることが多いので読めない点ですね。


ただ、公務員は異動があるので、忙しい部署にずっといなければならないということはありません。

何年かガマンすれば逃れられるというのは、市役所の人事異動のメリットかもしれません。(職員側から見ればですが)

 

それほど忙しくない部署ですが、一般的には出先機関が残業は少ないです。

昔は本庁の中でも暇な部署はありましたが、今は残業の多い少ないはあるにせよ、暇と呼べる部署はほぼないかなと思います。

あと、出先機関は市民が来る数が圧倒的に少ないので、精神的にも楽に仕事することができます。

 

 

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残業代はちゃんと出る?サービス残業はないの?

残業代は基本もらえる

他の方の情報を聞いてみると、自治体によっても変わるようですが、僕の場合は事前に申請した残業代は、きちんともらえました

持ち帰り残業も、個人情報を扱う部署が多いことや、今はセキュリティがかなり厳重になってきているので、なかなかできない環境になったと思います。

 

サービス残業はある?

これも自治体によっては違うところもあるかもしれませんが、1~2時間程度だと申請しないという風潮もあります。

また、事前に申請していなくて、結果的にサービス残業になってしまうこともあります。

総務省の残業時間のデータを見ていると、サービス残業をしている人は想像以上に多いのかもしれません。

 

係長兼務はつらい

役職の中で、業務量的に一番大変なのは係長級だと思います。残業も結構多いです。

しかし、管理職になって係長を兼務させられることがあります。

こうなると、管理職手当は出るのですが時間外手当は出ません

どちらが多いかといえば、忙しい部署であれば断然時間外手当です。(時間外の手当ての単価も高いので)

 

時間外手当を削減する意味ではいいのかもしれませんが、やらされている方はたまりませんね。

 

コスト意識は低い

公務員の欠点ともいうべきところですが、残業においてもコスト意識は低いと思います。

昔と比べると、時間外の申請と上司の許可のシステムはちゃんとできるようになっているし、残業を減らそうというかけ声はありますが、「利益追求」という概念がない市役所では、「残業代を抑えて少しでもコストの削減を」という意識は一部の部局以外は皆無と言っていいかもしれません。

 

まとめ

地方公務員の残業事情についてお話してきましたが、ざっとまとめると以下のとおりです。

 

POINT
①地方公務員の残業はそこそこ多い

②部署によって残業の量は変わる

③残業代は基本的に出るが、組織としてのコスト意識は低い

 

市役所というところは、一旦始めてしまったことはなかなかやめられないというところがあります。手続きが面倒だという点もあります。

それらが残業を増やしている原因の一つとも考えられます。

ただでさえ、市役所は年々業務量が増えています。

やるべきことは山積しています。

だからこそ、生産性のないものはやめる、無駄な手続きはできるだけ省略するということにもぜひ取り組んでもらえたらと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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