こんにちは、まぁです。

 

みなさんは双極性障害という病気はご存じですか。

一般的に躁うつ病と言われている病気です。

本来は、うつ病とは違う病気です。

僕は主治医から双極性障害の疑いがあると言われていて、確かに調べると当てはまるところはたくさんあり、双極性障害の人が飲む薬も処方されています。

 

今回は体験談も交えながら、双極性障害についてお話しします。

 

 

 

双極性障害とは

元々躁うつ病と呼ばれていたとおり、気分がハイになる躁と、落ち込みが際立つうつとの両方が症状として出る病気です。

原因は、過度のストレスや精神的なダメージがきっかけとなることが多いようですが、遺伝も関係するとも言われています。

しかし、はっきりとした原因はまだ解明されていないようです。

患者数ははっきりとしたものはないようですが、うつ病と診断されていても実際には双極性障害である人もたくさんいるような気はします。

 

双極性障害には種類がある

双極性障害には、Ⅰ型とⅡ型の２種類があります。

 

Ⅰ型はうつ状態と併せて激しい躁状態があり、日常生活にも大きな影響を及ぼして、入院する場合もあるようです。

 

Ⅱ型はうつ状態と併せて軽い躁状態があり、Ⅰ型のような重大な事態にはなりにくいとのことです。

Ⅰ型のような激しい躁状態にはならないので、そんなに問題視しなくてもよさそうに見えますが、そんなことはないと思います。

１つは自分も自覚があまりないし周りから見ても分かりにくい点、そしてもう１つは分かりにくいがために重症化しやすい点があります。

 

双極性障害の症状

双極性障害の症状には、主に以下のようなものがあります。

うつ状態のことは、他でも記事にさせていただいているので、今回は躁状態の時に絞って説明します。

①睡眠時間が少なくても平気
②多弁（よくしゃべる）
③次々にアイデアが浮かぶ
④自信満々になる
⑤買い物やギャンブルにキャパ以上のお金を使う
⑥イライラしたり、怒りっぽくなる
⑦性的に逸脱した行為

Ⅰ型とⅡ型で、症状の種類としては変わらないようですが、その程度が違うようです。

僕が当てはまったのは、①③④⑤⑥でした。

次に僕が実際に体験した、それぞれの症状についてお話しします。

 

睡眠時間が少なくても平気

うつ状態のときは、寝たいのに不安で寝られないという感じですが、躁状態（僕の場合は軽躁状態）のときは、気分が高ぶって寝ようとしない感じです。

時間も考えず、知り合いにLINEしたり、家の中を動き回ったりしていました。

躁状態が続いていれば、寝不足で朝を迎えても疲れを感じることもほとんどありません。

 

次々にアイデアが浮かぶ

これは仕事をしているときですが、本当にアイデアが次々と浮かんできます。

ハイな状態なので、それを上司や同僚に提案しまくっていました。

何を提案していたかほとんど記憶がないのですが、おそらく実現性のないものばかり提案して、職場の人たちを困らせていたんだと思います。

実力以上のものが出せるわけではありませんから。

 

自信満々になる

根拠のない地震が沸々と湧いてきます。

先ほどのアイデアが浮かぶこととも関連しますが、アイデアが浮かぶ→仕事ができる→自信満々になるという感じです。

自信があるので行動も積極的になり、周りの人は「急にどうしたんだ？」とびっくりします。

 

買い物やギャンブルにキャパ以上のお金を使う

気もしない服を何着も買ったり、貴金属を買ったりします。

財布の中身に関係なく買いまくります。

衝動買いというには度を超えた買い方です。

 

僕の場合はギャンブルにかなりつぎ込みました。

何とか治まることができましたが、もしかしたら重度のギャンブル依存症になっていたかもしれません。

 

イライラしたり、怒りっぽくなる

夜中にLINEを送っておいて、返ってこなかったら相手のせいにしてイライラして怒る。

仕事で自信があるアイデアが浮かんで、提案したのに実現しないことにイライラして怒る。

ギャンブルに負けてイライラして怒る。

他の症状と合わせて常にイライラしている状態です。

 

そして人に当たり散らす、理不尽に怒る・・・。

相手に対しては最低なことをしていたのですが、その時は自分は何も悪いことをしていないと思っています。

 

 

双極性障害のつらさ

僕の場合、躁状態からうつ状態に変わるときが１番つらかったです。

 

躁で気分が上がれば上がるほど、うつになったときの落ち込みが激しいです。

躁状態のときに考えていたこと、しでかしたことのすべてを後悔し、情けなくなり自傷行為などをしていました。

 

中でも、これは今でも後悔しかありませんが、妻や子どもに当たり散らしてしまったことです。

イライラの度を越して、物を壊したり子どもに手をあげたりしました。

しかも理不尽極まりなく。

 

まだ小さかった子どもたちは、すごく動揺したと思います。

 

病気の症状だなんて分かるはずもありません。

結果的に今も関係をギクシャクさせ、申し訳なさと後悔でいっぱいです。

 

まとめ

今回は、双極性障害についてお話しさせていただきました。

 

僕は躁が目立った時間はそれほど長くなかったですが、躁状態の僕を見た人はすごく元気だと思ってしまいます。

なので、うつ状態になっても信用してもらえないということが多々ありました。

 

双極性障害はうつ病と同じで、周りの理解を得るのがとても難しい病気です。

 

僕も含め経験者の方が、双極性障害について発信されています。

少しでも多くの人の目に留まり、理解が進んでいけばと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。